第1回目
桃の節句も過ぎ、いよいよ春を迎える中…。
6月に開催される同窓会準備も着々と進んでおります。
当日は、静修の森の桜や、校内の黄色いレンギョウ、ラベンダーのように…お喋りの花で満開になる事と思います。
今年の同窓会余興担当は、平成4年卒業の方々です。
そこで、あの頃を思い出してもらえたらと、懐かしの先生インタビュー⁉️を企画致しました。
どのような話しが、飛び出すでしょう?
第1回目は…。
現在、静修高校校長を務めていらっしゃいます、宮路真人先生です。
宮路先生が静修に勤務されたのが、昭和60年。
今年で、34年だそうです。
平成4年同期生で、1年生では3組を、2・3年生では5組を担任されました。
先生いわく、担任をしたクラス毎に性格がまちまちなのは、普通のことだそうですが…。
とにかく、この年の生徒達は思い出深い!と、当時の担任の先生方の間でも、話題になるそうです。
先生自身も、『若かった!青春だったなぁ〜!』と笑顔がこぼれていました。
1年3組の担任後、2年生になってからのクラスの中には、一人も1年の時の生徒が居らず…先生自身も驚き⁉️
教え子達からは、『裏切り者〜〜(笑)』と言われたとか!
思い出深い出来事については、沢山あり過ぎて…。
どれを話そうか?迷うそうですが。
その中で、強烈に思い出すのが…修学旅行。
その年のみの行程であった、東京ディズニーランドと大阪の『花と緑の博覧会』へ行った事。
博覧会に合わせた為、異例の9月出発。
とにかく暑くて、暑くて…フラフラになるくらいだったので…博覧会での記憶といえば…。
世界最大の花で知られ…開花しているのは僅か3日間という、『ラフレシア』の花が咲いているのを見た事くらい…だそうです。
それくらいに、北国の人にとっては…過酷な本州の暑さ。
そして、暑い土地で過ごす為。
1日目は、制服。二日目は、私服を許す事にした件。
この私服については、毎日のように職員会議か行われ、とことん話し合われたとか。
その修学旅行の話題で、先生の表情が変わったのは…病の為に参加が出来なかった生徒の事。
その表情には、インタビュアーの私達も…何だか、涙が出そうでした。
昔は、学校行事が多く、先生方も若かった。
人と人との繋がりを楽しんでいた事、女子校は、女子校なりの色々な役割の生徒が居た事。
発想豊かで、パワフルでエネルギッシュだったと…先生は、振り返ります。
そういえば、インタビュアーの私達も…。
あの頃は、インターネットというモノは無く。
家に帰ると、手紙を書き…可愛いハート型やワイシャツ型に折り。
翌日の教室で、友達に渡したものです。
授業中には、先生の目を盗んで…小さく折りたたんだ手紙を、後ろの席から次の席、前の席へとまわしたり…。
(先生方、ごめんなさい(笑))
宮路先生の思い出話しは、尽きる事なく…私達も、高校時代が映画のようによみがえり、すっかり青春時代に戻っていました。
最後に先生は、
『同窓会は、繋がるキッカケを作ってくれる場。
難しい事は、考えずに楽しんでもらいたい。
ネットの時代ではありますが、元クラスメイトや元部活の仲間と再び繋がる。
そのキッカケで、人間関係が深まり、豊かになるのではないでしょうか。直接会うのと、ネットで繋がるのとでは、また違う何かを感じるかもしれませんね。』と…教え子達に会える6月を心待ちしていらっしゃいます。
合唱部と演劇部の顧問をされていたので、懐かしい顔が集まると華やかでしょうね。
宮路先生、卒業式前のお忙しい中…インタビューを快く承諾してくださり、ありがとうございました。
記…米澤
インタビュアー…加藤.米澤
撮影…西村