試験問題の漏洩などあったら大問題だから、その管理は厳重である。定期考査の問題はロッカーに鍵をかけて厳重に管理されることになっている。
これが入試問題になると極めて厳重な管理が必要になる。勤めて間もない頃、国語の入試問題の責任者になったことがある。印刷も漏洩防止ということであろう、民間の業者ではなく、札幌刑務所内の印刷所で印刷が行われていた。刑務所には初めて入ったが(と書くと、罪を犯して収監されたみたいだが、そういうわけではない)、校正もその刑務所の建物の中で行ったような気がするが、記憶が確かではない。
この時だったか、もっと後だったか、僕には苦い記憶がある。校正ミスをしてしまったのである。国語の入試問題文中、確か「電信柱」という表記の部分が「雷信柱」と誤植されていたのである。国語の試験が始まって比較的すぐだったと思うがそれに気が付いて、慌てて手分けして各教室に訂正に歩いたのである。解答に直接影響するような誤植ではなかったが、青ざめた。以来、入試の時は、国語の試験時間が終わるまでどきどきであった。遠くから廊下をぱたぱた走る音が聞こえただけで、跳び上がってしまう。
進学講習で、受験テクニック的なこともやった。たとえば、接続詞や副詞補充の穴あき問題で( )が五つあり、語群の語句も五つあるというような設問の場合は、まず、ここにはこれしか入らないだろうというような判断が出来るものから埋めて決定していく。そうすると微妙に迷う語群の言葉が残る。残ったものを両方入れてそれぞれ比較してみるとなんとなくこっちにはこれだろうという道筋が見えて来る。そのピースがはまれば、残りの語句は機械的に決定されてくる。
それに対し、センター試験の5択問題のように、ふさわしいものを一つ選べみたいな設問は、先に正解を探してはいけない。もっともらしく作られた誤答に引っかかりやすいからである。この場合は、消去法が有効である。明らかに違うというものから消していくと、だいたい二つくらいに絞られてくる。どちらがより正解に近いかを問題文に照らしながら探っていって、どれかに決定する。その最後の判断において読解力が問われるのである。ある答えを正解とする根拠は、絶対に本文中にある。そうでなければ、その問題を作成した出題者の見識が問われることになる。その他、出題者心理を逆読みする方法とかも伝授した。問題演習をしながらの進学講習は目的がはっきりしているだけに面白くもあった。
電信柱と雷信柱?何が違うのかわかりませんでした(笑)刑務所は私も入ったことがありません!厳重な警備のなかを入っていく緊張感、経験して見たい気がしますが……。受刑者ではなくてね(笑)
入試問題を刑務所内で印刷されていたなんて・・
何度確認を重ねていても
見落としはあるものですょね。
緊張が伝わります!
つい先日に私も大切な書類に実家の電話番号を書いて提出してしまい
ドタバタと冷汗。。
見落としと見損じが結構多くなりましたね……。それに思い込みも😅これって完全に老化現象?😂
今までスラスラ、コメント打っていましたがだんだん難しくなってきた(笑)💦💦
得意な方からのコメントもいただきたいですね!(^^)
このホームページで新たな繋がり出てこないかなぁとか思ってたりしてますが
(  ̄▽ ̄)
本当に幅広い方面からのコメントがいただけたら嬉しいですね。
妹尾先生のお話し…。
私が、現役で乗務していた頃に知っていれば…色々と盗んで、ご案内に加えたのに〜‼️
札幌刑務所内での試験問題印刷の話は、一般的には知られていないと思うので。
開拓時代の、監獄・囚人労働の堅苦しい話しの後に付け加えたら、面白かったかも⁉️
試験攻略法については、息子に伝授します。
フッフッフッ…いい事〜〜聞いたな(笑)…。
さしあたり、網走刑務所の観光案内ガイドでしょうか。まだガイド復帰のチャンスがあるかもしれませんよ❗️
函館少年刑務所、月形刑務所…囚人道路と呼ばれた12号線等。
道内あちこちで、使えますよ〜^o^
知識がすっかり、浦島太郎なのと…着られるサイズの制服が…ありません😭
復帰は、無理でしょう。
ちなみに…入社したバス会社には、私を含め…同窓生が先輩後輩…6人いました。
一人は、今年の同窓会で再会‼️嬉しかったです。
今年の一人との再会は感動的でしたよね‼️来年は6人の再会、是非果たして欲しいですね‼️このホームページで呼び掛けてみてはどうでしょうか?