#修学旅行(3)

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修学旅行の記憶は、その時代の流行と結びついたものが多い。スケ番が流行っていた頃にこれまたやんちゃなクラスの担任として引率したことがある。その時の修学旅行の写真を見ると、くるぶし近くまである長いスカートにパーマをかけてすごんでいるグループの姿が映っている。この生徒たちと歩いていると、他校の生徒たちがザーと避けて距離を置いて離れていったのであった。修学旅行に出発する数日前に心配して、このグループのリーダー格の生徒たちを生活部室に呼んで、生活部長の横山先生や小宮先生が担任に迷惑をかけるような事だけはするなよと諭してくれたと後で聞いた。そのおかげか、旅行中は特に表立つような大きな事件や事故もなく、無事帰り着くことが出来た。今でも感謝している。

ガングロのやまんばギャルが流行った時は、学年主任としての引率であった。この時はとても消耗した。京都から新幹線で東京に移動したとき、前日宿泊した京都の旅館でちょっとした問題が起こり、東京駅で生徒の荷物の点検をするという事態になった。周りを通っていく通行人のいぶかしげに見る視線が刺さってきつかった。

担任として、大変なのが班分けのメンバー決めや、部屋割りである。どうしても仲のいい友達と同じ班になりたいという気持ちはよくわかるが、班の人数には一定の人数枠がある。多すぎたり、少なすぎたり、その辺りを調整しなければならない。そういう時に生徒の性格がよく出る。ごりおししようとする生徒もいれば、私はほかの班に行ってもいいよと譲る生徒もいる。どの班にも入れず、浮いてしまう生徒が出たりする。そういう時に自分の気持ちを抑えて、調整役を買って出る生徒を見ると、「大人だなあ」と感謝したものである。

また班長はいろんな責任が生じるから、あまり積極的にはやりたがらない。ある時、いつまでたっても班長が決まらない班があり、そのうちの一人に「ぼくも何かあったら手伝うから」と頭を下げてしぶしぶ班長を引き受けさせたことがある。移動の際は、その度に班長に全員いるかと確認し、全員そろってから移動を開始するのだが、札幌に帰る飛行機に乗る前に空港で点呼した時、この無理やり頼んだ班長が全員いますと答えたので、これでみんなそろったと、移動を開始し始めた時、遠くから走ってくる二人の人影が見えた。よくみるとうちのセーラーの制服ではないか。えーっと思ったら、全員いますと答えた先の班長の班の生徒だった。あやうく置き去りにするところであった。「さっき、みんないると答えたじゃないか」とその班長を問い詰めると、ちょっとぼんやりしたところのあるその生徒は口をつぐんで何も答えない。まあ無理やり頼んだことでもあり、結果的には間に合ったからいいかとそれ以上は何も言わなかったが、危ないところであった。

3 thoughts on “#修学旅行(3)

  1. 同期会の幹事で司会などを担当する人にセーラー服を着てもらうことになっているのですが、45歳のお化粧した大人の姿がやんちゃな高校生とダブって見えて面白いですね。これで同期会は大盛り上がりになります(笑)

  2. 今年の同期会ではセーラー服を着ることに躊躇していた幹事さんたち💦💦「え~💦💦」
    と言っていたけど誰かが着なければならない試練!?に開き直って着てくれました!
    少し心配していたけど、なんのその!着てしまえば楽しんじゃってる感じがしました。
    (⌒‐⌒) 自分も着れば良かったかな(笑)なんちゃって!昔のスケバンファッションも同期会に取り入れたらは? (笑)

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