#七人の侍・荒野の七人・そして静修版荒野の用心棒(1)

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西洋人と日本人の歩き方、走り方には大きな違いがあるそうである。遊牧的な生活を基本とした西洋の走法は馬などを追って走るために両手・両足を交互に大きく振って大股で駆けるのだが、農耕的な生活を基本としていた日本では、重いものを運んだり、泥濘の田んぼの中を前に進むために右手と同時に右足を前に出して進むような摺り足的な歩の運びになる。(そもそも、古い日本の日常において、速く走らねばならない生活的必然は希薄だったと思われる)。これをナンバ歩き(走り)と言うそうだ。能・狂言の足の運びはこれであろう。西洋式の歩き方・走り方が定着したのは近代以降、西洋の文化が流入してきて、まず軍隊が採用し、学校の体育教育がそれを強化していく役割を果たしたようだ。ちなみに、体育座りというのがあるが、これは日本で開発されたもので、生徒の身体を管理、拘束するのに有効性を発揮する管理的身体技法であるというのを何かで読んで、へーと思ったことがある。一方、北朝鮮の軍隊の行進をみていると、手を大きく振り、膝を真直ぐに伸ばして足を棒状にしたままロボットのようにザックザックと進む。これは人間の歩運びとして非常に不自然であるので、実用的ではない。たぶん人工的に編み出されたものであろう。これでは文字通り「足が棒になる」。

そこで、東西の歩き方、走り方の違いを確かめようと思って、黒澤明の「七人の侍」とそれをリメイクしたアメリカ映画「荒野の七人」を見比べようと、ビデオを借りてきて見直してみた。志村喬演じる勘兵衛の走りと、ユル・ブリンナーやチャールズ・ブロンソンの走りを比べてみていただきたい。

と、ここまでは長い前振りである。その映画を見ているうちに妄想が走り始めた。

(・・・続く)

13 thoughts on “#七人の侍・荒野の七人・そして静修版荒野の用心棒(1)

  1. このシリーズは(6)まで続きます。妹尾先生の妄想は、かなりはじけとんでいます!短編ですので毎日掲載します。お楽しみに!!

  2. 摺り足だったり、古式泳法だったり、体格が小柄だったからなのか、普通の服が着物だったからなのか、色々と?ですが、日本古来のものって省エネだなーって思います。

    妹尾先生の妄想、た・の・し・みでーす。

  3. うん、うん気になる(*^^*)
    妄想だいすき(笑)
    ちなみに私は意識しないとガニ股で歩いているらしい(^^;

  4. ではでは自分は血液型の歴史とやらを!
    クロマニヨン人の時代は狩りの生活をしO型しかいなかった。なので性格が攻撃型と特長として言われている。
    次に農耕を始めた民族、A型が生まれ。牛や豚で肉と乳製品で生活し始めたのがB型。
    そしてA型とB型が知り合い生まれたのが天才型と言われているAB型が生まれたそうである。
    あなたは何型?

  5. 歩き方に御国柄があるみたいですね❗

    姿勢よく美しく歩いている方を見掛けると
    素敵だなぁ~と嬉しくなります✨

    先日、外国から来た友達が
    地下鉄、カフェのカップル
    大通公園で乳母車と一緒のママも
    日本人は皆背中丸めてスマホみてて驚いた!
    と言われてドッキリ・・

    気を付けたいですね。

  6. 『先生の名前』の話しを前回してくれたことがこれまたいいですね!これから始まる物語に繋げるためだったのでしょうか?
    楽しみにしています(^-^)

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